高千穂商科大学商学部を卒業。在学中、就職活動をやらず大学を卒業した。卒業後、ガテン(当時のブルカラーに特化した求人情報誌)で調べ、ヤナセの車を運ぶ陸送会社に入社。その会社で、けん引免許を取得し約1年半、車を運搬するトラックを運転する。
当時は、お給料もそれなりにもらえていたので、何も不満はなかったものの、このままこの仕事を続けていくのは、私にとっては体力的に難しいと判断し、何か資格を取ろうと思い立ち、陸送会社を退社。一応、商学部を卒業していたというだけの理由で税理士を目指す。周りの人からは、「税理士は難しいから無理だよ」と言われたりしましたが、とりあえずスタート。
陸送会社を退社後、1年間は、税理士試験の勉強に専念。最初の税理士受験後、ハローワークへ行き自宅近くの税理士事務所に入れていただく。その後、昼間は税理士事務所ではたらい、夜は専門学校へ通い勉強に励む。働きながら、「自分にはこの仕事は向いてないかなぁ」と何度も挫折しそうになる。 さらに、税理士試験の壁は高く、勉強を始めてから3年間は1科目も合格出来ず(税理士試験は、5科目合格すると免許がもらえる)。4年目の勉強を始めるときに、今回1科目も合格できなかったら、あきらめようと心に決めて勉強をスタート。 4回目に所得税法と消費税法。5回目で財務諸表論。6回目に簿記論と相続税法を合格。勉強を始めてから、6年間で税理士の資格を取得する。
資格取得後の2003年6月に、何の準備もなく、お客様もなく独立。独立後、1年目はほとんど仕事がなく、年間の売上が100万円。経費のほうが多い状態で、妻の扶養に入れてもらう。 その後、紆余曲折ありながら、多くの方々に支えられて、現在でも関口義宏税理士事務所の所長をやっています。